ゲームセンター


 スラムで感じたことを正直に書くと「悪臭がするというわけでもなく、娯楽もちゃんと用意されている」ということ。 カンボジアのスラムはバングラデシュの町よりも、清潔に対する意識が高いのではないかと感じた。確かに、ビニール袋が散乱しているのには、改善しなければならないとは思うけれども、「におい」という観点から、考えてみると、バングラデシュはとても酷かった。
 今回カンボジアに行ってよかったことは、私にとって二つ目の途上国に触れ、比較することで、その国ではどのような社会問題が最重要課題なのか、と考えることが出来たことだと思う。私がカンボジアに行った理由は同じ「途上国」にカテゴライズされる国でも、その内情は大きく違っているはず、だからそれを確かめたかった為。この経験を基に今後は「何故そうなったのか」ということを考えていけたらと思う。
 写真は、プレイステーション2でゲームをする若者。コインを入れる機械がテレビの右横にあるので、おそらくはゲームセンターなのだろう。最貧層が集まった町がスラム、と認識していた私は一瞬目を疑った。